柏のブラジル人FWが心理戦で圧勝! 「9人の壁」を打ち崩すグラウンダーFKが炸裂

クリスティアーノが約18mの直接FKで今季12点目をマーク

 柏レイソルのFWクリスティアーノが、9月23日のJ1第27節の本拠地FC東京戦で壁の下を通す技ありFKを決めて4-1の勝利に貢献。今季12点目を挙げたブラジル人助っ人は、ゴールの場面について、相手が飛ぶと予測して意図的にグラウンダーを選択したと心理戦の“舞台裏”を明かしている。

「相手の虚をつく」とは、まさにこのことだろう。

 試合はこの日が27歳の誕生だったMF武富孝介が2ゴール、好調なFW伊東純也も追加点を挙げるなど、柏が優位に進めた。3-0で迎えた後半24分、柏は武富がFC東京の大久保嘉人に倒され、ペナルティアーク内からのFKを獲得。ゴールまでのおよそ18メートルの場面で、キッカーを務めたクリスティアーノが“頭脳プレー”を見せる。

 クリスティアーノと言えば、矢のような弾丸シュートが武器だ。これ以上失点できないFC東京は、ゴール前に9選手を並べて壁を形成した。カーブをかけて壁の上を通すか、レフティのMFキム・ボギョンに打たせるかなど選択肢をチラつかせるなか、クリスティアーノは地を這うグラウンダーのシュートを選択。ボールはジャンプした右端の壁下をすり抜け、一瞬にしてゴールに突き刺さった。

 

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