内紛騒動ネイマールの”トラブル歴”を特集 「傲慢な振る舞い」とスペイン紙酷評

PSG移籍前にはセメドと取っ組み合いの騒動

 今回の一件は、世界中で大きく取り上げられることになったが、過去にもネイマールはピッチで問題を起こしている。特集では、その一つひとつを振り返っている。

 今季の代表例では、PSG移籍直前のバルセロナでの練習で勃発した、ポルトガル代表DFネルソン・セメドとの取っ組み合いの衝撃バトルだ。ネイマールはミニゲーム中に競り合ったセメドと衝突。接触プレーに苛立ちを募らせると、猛ダッシュでセメドに詰め寄り、飛びかかった。一度は乱闘寸前にまで至ったが、チームメイトに制止され、ネイマールはビブスを投げ捨てると、転がっているボールを思い切り蹴飛ばして足早に練習場から去っていった。

 さらに、PSGの一員としてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)初陣となったセルティック戦でも問題行動に出ている。試合中にセルティックに所属する18歳の新鋭DFアンソニー・ラルストンとやり合っていたネイマールは、5-0で勝利した後、ラルストンが申し出た握手を拒否。ユニフォーム交換も拒否し、その映像はネットを中心に世界中に拡散された(後日、ユニフォーム交換に応じなかったのは、チャリティーに寄付するためだと報じられ、誤解は解けたが……)。記事では、「世界で最も高給な選手であることを忘れた、子供じみたプロらしからぬ行動」と厳しく言及している。

 2015年の南米選手権では、コロンビア戦(0-1)でDFパブロ・アルメロに向かってボールを蹴り飛ばし、両軍が入り乱れる騒動に発展。激怒したFWカルロス・バッカがネイマールに食ってかかり、バッカのユニフォームが破れるほどのもみ合いとなった。ネイマールはこの一件で、南米サッカー連盟から4試合の出場停止処分を受けており、同紙は「またしても傲慢な振る舞い」としている。

 

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