インテル長友、ボローニャ戦の伊紙評価は二分 相手FWに苦戦も「スピードでダメージを制限」

敵地で格下に1-1ドロー、3試合ぶりの先発でフル出場

 インテルの日本代表DF長友佑都は、現地時間19日の敵地ボローニャ戦にフル出場し、チームは1-1で引き分けた。イタリア紙は賛否両論で、「対面が頭痛のタネ」「スピードでダメージを制限した」と評価が二分している。

 左サイドバックで3試合ぶりの先発となった長友だが、格下相手にドローとなった一戦で満場一致の高評価を手にすることができなかった。

「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は、長友に落第点の「5点」を与えた。「ヴェルディは抑えきれない。対面は頭痛の種だった。前半の終了にこの日本人は対角線のゴールを試みたが、測定ミスで失敗した」と、記事では相手FWヴェルディを抑えきれなかったことが低評価の要因になったと指摘されている。

「コリエレ・デロ・スポルト」紙は、平均点をやや下回る「5.5点」だった。「ダウベルトよりも好まれた。守備的にとどまり、攻撃参加は制限していた、輝きはなかったが、よく抑えていた」と、定位置を争う新加入DFダウベルトを抑えて先発出場を果たしたが、攻撃面では見せ場なし。守備面では堅実なプレーだったとの評価だった。

 一方、「トゥット・スポルト」紙は合格点の「6点」評価。「彼のスピードのおかげで、ダメージを制限できた」と、ヴェルディの突破を長友の速さである程度相殺したと評価されていた。

 チームが勝てなかったことで低評価となった長友だが、ルチアーノ・スパレッティ監督の信頼を再び取り戻したいところだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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