ジェノア16歳FWの“史上最年少2発”に号泣した父の願い 「いつか本物のバンディエラに…」

ラツィオ戦で1試合2ゴール、号泣する父の姿が話題に

 イタリア・セリエAのジェノアに所属するFWピエトロ・ペッレグリは、先週末の強豪ラツィオ戦で2ゴール。16歳での1試合2ゴールは、セリエA歴代でも最年少記録となった。得点シーンで号泣する様子が衛星放送に映し出されたチームマネジャーを務める父マルコさんの感動の言葉を、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 ジェノアの下部組織で育ったペッレグリは昨季にデビューして3試合に出場し、最終節のローマ戦で初ゴールを決めていた。このラツィオ戦が今季の初出場となったペッレグリは、いきなりの2ゴール。イタリアに衝撃を与えるとともに、チームマネジャーを務める父のマルコさんが感動のあまり号泣する姿も、衛星放送の映像に映し出されていた。

 そのマルコさんは、「すでに息子がデビューしていること自体が驚くような特別なことで、ローマ戦のゴールでは夢の中にいるような気持ちだったんだ。ジェノアのシャツを着て2ゴールを決めてくれたのは、さらに前に進む特別なことだね。彼は今でも子どものような大きな口を私に叩くけど、いつか私はそれを信じられるようになっていたんだ」と、感動を語った。

 191センチと長身のペッレグリにとって、幼少期からのあこがれはマンチェスター・ユナイテッドの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチだったという。しかし、ジェノア愛にあふれるマルコさんの期待はそれに尽きないようだ。

 

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