上海上港のビラス=ボアス監督が来季欧州帰還か PSGの後任候補筆頭に浮上
仏紙報道、エメリ監督は今季で契約満了
中国の上海上港を率いるアンドレ・ビラス=ボアス監督に、ヨーロッパへの帰還が浮上している。フランス紙「レキップ」が報じた。
同紙によると、フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)は、ウナイ・エメリ監督との契約が今季限りで満了になるが、後任としてリストのトップにあるのがビラス=ボアス監督だという。
ビラス=ボアス監督は昨年11月から上海上港を率い、今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では浦和レッズとグループステージで同組となり、2位で決勝トーナメントへ。準決勝では、その浦和とのリターンマッチが予定されている。元ブラジル代表MFオスカルら強力助っ人を、中国人選手たちのなかに融合させて戦っている。
一方でACL準々決勝第2戦では、同じ中国の広州恒大との対戦でホテルからスタジアムまでの10キロの道のりで、5度の交通事故に遭遇して90分もの時間がかかったことに対して、記者会見で激しくクレームをつけたことで処分も検討されている。中国サッカーの難しさも同時に味わっていると言えそうだ。
果たして、ビラス=ボアス監督は今季ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・ムバッペなどを獲得して、欧州制覇の野望に燃えるPSGの後任指揮官となるのか。今季がスタートしたばかりの時期にもかかわらず表面化した監督人事の報道は、それだけPSGを率いることの難しさを示しているのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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