筑波大、Jリーグ勢に4連続“下剋上”ならず 大宮に0-2と敗れ天皇杯16強で敗退

大学勢として現行方式で初のベスト8進出を狙うも惜敗

 天皇杯4回戦の8試合が20日に各地で行われ、Jリーグ勢3チームを破ってベスト16に進出していた唯一のアマチュアチームである筑波大学は、J1の大宮アルディージャに0-2で敗れた。

 1回戦でJ3のY.S.C.C.横浜、2回戦でJ1のベガルタ仙台、3回戦でJ2のアビスパ福岡を連破してきた“下剋上”の勢いは、このベスト16の舞台でも発揮された。前半28分にPKを献上し、大宮のFW清水慎太郎に決められるも、持ち前の運動量を活かして怯まずに攻め続けた。

 後半には何度も相手ゴール前に侵入。FW 中野誠也が幾度となくチャンスに絡み、同20分にはペナルティーエリア内で倒れるも笛は吹かれず。同28分には強烈な右足シュートを見舞うもクロスバーに弾かれてゴールとならない。

 すると同40分、右サイドを大宮のMFマテウスに突破され、折り返されたボールがDFに当たって浮いたところを、清水にオーバーヘッドキックで叩き込まれて0-2と万事休す。大学勢として8大会ぶりの16強入りを果たすなど快進撃を続けてきた筑波大学だったが、現行制度での大会方式となった96年度以降で、大学勢として初の8強入りは逃した。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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