浦和と計6ゴールの乱打戦 鹿島が難敵退け4-2勝利、天皇杯8強へ進出
金崎のゴールで鹿島が先制、後半早々にも金崎がPKを決めて2-0とするも…
第97回天皇杯全日本サッカー選手権、16強の注目カードとなった20日の浦和レッズ対鹿島アントラーズ戦は、点の取り合いになった末に鹿島が4-2で勝利を収めた。
リーグ戦を戦うなかのミッドウィークに組まれたゲームに浦和はGKに榎本哲也、インサイドハーフにMF長澤和輝、FWにズラタンを起用。一方の鹿島はGKに曽ヶ端準、ボランチにMF小笠原満男を起用したほかは、ほぼリーグ戦と同じメンバーが並んだ。
最初にビッグチャンスをつかんだのは浦和だった。前半6分、CKをクリアしてカウンターに出ようとした鹿島から中盤でボールを奪い返してのカウンター返しでFWズラタンが抜け出すと、あとはMF駒井善成にボールを通せば1点というビッグチャンスを迎えた。しかし、ズラタンのラストパスが流れて駒井は届かず。決定機を逃した。
すると直後の同7分、今度は鹿島がFW土居聖真のスルーパスに抜け出したMF中村充孝がGKと1対1になり、丁寧なラストパスを通してFW金崎夢生がゴール。似たような形の決定機を生かした鹿島が1点リードに成功した。その後、浦和は圧倒的にボールを保持しながら鹿島の最終ラインを崩せずに、鹿島の1-0リードで前半を終えた。
後半に入っても浦和がボールを持つ立ち上がりになったが、同4分に鹿島は右サイドからの攻撃で中央を経由してペナルティーエリア内の左サイドにMFレアンドロが抜け出すと、飛び出してきた榎本が倒してしまいPK判定。これを金崎が決めて、同6分に鹿島が2点リードとした。
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