ベローナ戦不発の本田に辛辣評価 「躍動するプレーはまったくなかった」

 

ガゼッタ、トゥット2紙では平均点下回る「5点」

 

 7日のベローナ戦で後半19分から出場したACミランの日本代表FW本田圭佑が地元メディアから「躍動するプレーはまったくなかった」など厳しい評価を受けている。1点リードの状況でピッチに立った背番号10は得点に絡めず、チームも試合終了間際に追いつかれ、2-2のドローに終わっている。

 イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトは本田に平均点を下回る5点を与えた。

 寸評では「チェルチの代わりに出場した。寛大な精神でチームに奉仕したが、躍動するようなプレーはまったくなかった」と厳しく報じている。

 チームのために献身的に動き回る運動量は示したが、途中交代の選手に求められる前線での躍動感は見せられなかったと分析されている。シュートは3本。最高点はPKを決めたメネズの6・5点。最低点はムンタリの4点だった。

 一方、コリエレ・デロ・スポルト紙は本田に5・5点と平均点を与えた。寸評では「中盤を4人にして、より守備をカバーするために起用された」とし、本田は攻撃的な役割を期待されていなかったと指摘している。最高点はメネズの6・5点。最低点はムンタリの4・5点だった。

 またトゥット・スポルト紙はガゼッタ紙同様に5点の低評価。「20分間試合に入ろうと必死だった。注目に値する唯一のプレーの後、すぐにいなくなってしまった」と指摘し、交代直後に左足で放ったミドルシュート以外に見せ場がなかったことを伝えている。最高点はメネズの7点。ムンタリと、本田の代わりに先発出場したチェルチが最低の4点となっている。

 昨年10月19日からゴールとアシストから遠ざかっている本田。チームが勝てない現状で、厳しい評価が下されている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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