ヘタフェ柴崎、バルサ戦で衝撃ゴール! レアル戦2発に続くメガクラブ・キラーぶり発揮
本拠地バルサ戦で先発、前半39分に左足ダイレクトボレーでリーガ1部初得点
ヘタフェの日本代表MF柴崎岳が現地時間16日のリーガ第4節で本拠地バルセロナ戦でリーガ1部初ゴールをスーペルゴラッソで奪い取った。リーガ・エスパニョーラ第4節バルセロナ戦に先発出場し、左足ダイレクトボレーを叩き込んだ。試合は後半に2失点したヘタフェが1-2で逆転負けを喫した。
バルサはリーグ戦開幕から連勝を伸ばしており、ネイマールの移籍離脱の影響を感じさせない好スタートを切った。この日もFWメッシ、ルイス・スアレス、MFイニエスタら主力を並べると同時に、新加入FWデンベレもスタメンで起用した。一方のヘタフェは背番号10の柴崎をトップ下に配置した4-2-3-1システムでキックオフを迎えた。
柴崎は前半15分にショートカウンターから左サイドに流れ、左足でラストパスを送ると、DFジェラール・ピケに当たり、あわやオウンゴールという場面を作った。これにはバルセロナのクラブ公式ツイッターも「ヘタフェがシバサキのクロスからジェラール・ピケのディフレクションでゴールに近づいた」と記すほどの決定機だった。
一方、バルサは同24分にデンベレが太もも裏を痛め、途中交代になるアクシデントが発生。その後もヘタフェの守備組織の前に手こずると、前半39分に柴崎のゴラッソが生まれる。MFマルケルが空中戦でこぼれた高い弾道のボールを、ペナルティーエリア外正面から効き足ではない左足ダイレクトで一閃。鋭い弾道を描いたボールはバルサGKテア=シュテーゲンの守るゴールマウスを打ち破った。
昨年12月のFIFAクラブワールドカップではレアル・マドリード相手に2ゴールを叩き込んだのは印象に新しいが、バルサ相手にもゴールを奪う“メガクラブ・キラー”ぶりをスペイン中に知らしめた。
試合は後半17分にMFデニス・スアレスに同点弾を決められ、同39分には加入したばかりのMFパウリーニョに決勝点を奪われ、ヘタフェが惜しくも逆転負けを喫した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images