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非情采配を揮うモウリーニョを妥協させた“世界最強SB” その衝撃の理由とは
インテル監督時代にマイコンが、月曜日の練習に泥酔状態で登場
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、昨季所属したドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーにトップチームでの練習参加を禁じるなど、時に非情な一面も見せる。そんな名将が、インテル時代に衝撃的な理由で妥協を強いられていたことが明らかになった。
「インテルでは、モウリーニョには月曜日にいつも酔っ払っている選手がいたんだ」と、ルーマニアメディア「Digiスポーツ」に語ったのは、同国の元代表MFヤニス・ジクだった。インテルでは期限付き移籍を繰り返し、トップチームでの出番はなかったが、2009-10シーズンに三冠を達成した名将の泣きどころを暴露した。
「モウリーニョは練習中に選手全員に呼びかけたんだ。マイコンの立場についてどうしようか、と。その後、彼は練習を午後にずらすことにしたんだ。午前に練習をしない。練習までにシラフになれるように、午後に練習したんだ」
かつて“世界最強のサイドバック”と呼ばれた元ブラジル代表DFマイコンは、オフ明けに泥酔状態でピッチに登場。モウリーニョ監督もさすがにマイコンを干すことはできなかったのか、酔いが完全に覚めるのを待って、月曜日の練習を午後に変更することにしたという。
「チームにはそういうことも起こるんだ。それがチームの下した決断だったんだ」
非情さを持つ名将も、“二日酔いのサイドバック”には甘さを見せていた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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