清水MFが超絶ノールック・ヒールで決勝点演出 米誌も絶賛「史上最高の“偶然のパス”」
甲府戦の後半25分、ミッチェル・デュークの芸術的パスから決勝ゴール
清水エスパルスは9日、山梨中銀スタジアムで行われたJ1第25節の敵地ヴァンフォーレ甲府戦で1-0と勝利し、今季7勝目を挙げた。この試合で生まれた決勝ゴールは、元オーストラリア代表FWミッチェル・デュークの芸術的パスから生まれたが、米スポーツ誌「スポーティング・ニュース」は「史上最高の“偶然のパス”かもしれない」と絶賛している。
前半はともに決定打を欠くなか、後半25分にその場面は訪れた。清水GK六反勇治が前方にボールを蹴り出し、後方から届いた浮き球に対してミッチェル・デュークと甲府のDF新里亮が競り合う。新里がヘディングした際、頭同士で接触があったのか、直後にミッチェル・デュークが両手で自身の頭を押さえる。しかし次の瞬間、オーストラリア人MFは華麗な足技を見せた。
競り合いの直後に頭を押さえていたミッチェル・デュークは、ボールが地面に着くや否や、相手ゴールに背を向けたままノールックでヒールパス。一連のプレーに甲府守備陣は反応が一瞬遅れ、エリア内でボールを受けた清水FW北川航也が胸トラップから反転し、値千金の決勝ゴールを叩き込んだ。
その瞬間を見届けたミッチェル・デュークは、接触した頭が痛そうな仕草を見せつつ、両手を天に掲げた。試合後、自身の公式インスタグラムでゴール動画とともにメッセージを投稿。「甲府戦で大きな勝利。気の利いたノールックパス、絶対確実だ、ハハ。コウヤ・キタガワが仕留めた」と自画自賛した。