リバプールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリは、2-0で勝利した4日のバーンリー戦で出番なしに終わった。その試合後、ソーシャルメディアで謎めいたメッセージを発信して騒ぎとなっている。英地元紙「デイリー・メール」が「リバプール戦後にバロテッリが『自分を嫌いな人間がいる』と不可解なメッセージ」と特集している。 今季開幕前にACミランから1600万ポンドの移籍金で加入したバロテッリは、今季リーグ戦1得点と期待通りの活躍ができておらず、来季以降の去就が不透明となっている。 ストライカーは、チームが快勝したバーンリー戦で は出番がなく、ベンチを温め続けた。すると、自身のインスタグラムでチームメートが輪になり、喜ぶ写真を投稿。ハートマークなど絵文字を交えながら「自分を嫌いな人間がいる。でも、その人たちが言うことと違って、自分はチームプレーヤー。だからチームと、この勝利とファンを誇りに思う。このまま行くぜ。おめでとう、みんな!」とメッセージを送った。 ピッチ内外でトラブルの耐えないバロテッリは2月19日のヨーロッパリーグのベジクタシュ戦でPKキッカーの座を巡って内輪もめを起こした。イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、ダニエルスターリッジと口論の末にPKをゲット。これを成功させたが、主将のスティーブン・ジェラードから「敬意を欠いている」と批判されるなど、波 紋を広げていた。 今回の謎めいたメッセージで、悪童が自身を嫌っている人間として誰を指しているのか、ヨーロッパではさまざまな臆測を生んでいる。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images