FC東京が篠田監督の退任を発表 大型補強実らず、2季連続でシーズン途中に監督交代

9日のC大阪戦に1-4と惨敗 今季2度目の3連敗で10位に低迷

 FC東京は10日、2016年7月からチームを率いる篠田善之監督の退任を発表した。

 今季のFC東京は、FW大久保嘉人、FWピーター・ウタカ、MF高萩洋次郎、DF太田宏介、GK林彰洋ら大型補強を敢行。初のリーグ制覇へ向けて充実の陣容を整え、序盤戦は2位につけるなど好スタートを切った。だが、第15節の横浜F・マリノス戦(0-1)からの3連敗で失速。リーグ中位をさまようと、ルヴァンカップ準々決勝では川崎フロンターレに2戦合計1-7と大敗し、9日のリーグ第25節セレッソ大阪戦にも1-4と惨敗して、今季2度目の3連敗を喫していた。

 篠田監督はクラブを通じて、「期待に沿えるような成績を残すことができず、ファン・サポーターやすべてのFC東京に関わるみなさまに大変申し訳なく思っております」と謝罪。トップチームのコーチ時代を含めて「2012年から5年半FC東京でサッカーと向き合い、また多くの方々と出会えたことに、心から感謝しています」とコメントした。

 FC東京は昨季も7月に城福浩前監督が退任しており、2季連続でのシーズン途中の監督交代となった。第25節終了時点で9勝6分10敗と黒星が先行し、10位に沈むFC東京。後任監督は未定だが、リーグ屈指のタレントが揃うだけに、まずは31失点の守備を立て直し浮上のきっかけをつかみたいところだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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