小野伸二の元同僚がW杯出場危機の豪州に提言 「相手を見て、違うゲームプランを…」

レジェンドのエマートン氏がプレーオフに回った母国代表の“小粒感”を指摘

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選は全10試合を終え、出場4.5枠のうち4枠はグループA・1位イラン、同2位韓国、グループB・1位日本、同2位サウジアラビアに決定した。豪州はグループB・3位に終わり、グループA・3位シリアとのプレーオフに回るなか、本大会出場の危機とあってアンジェ・ポステコグルー監督への批判が強まっている。そうした現状を見て、かつて代表を支えたレジェンドの一人が「相手を見て柔軟に戦うべき」と提言した。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 取材に応じたのは、2000年代にサッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)の中核を担ったレジェンドMFのブレット・エマートン氏だ。

 フェイエノールト在籍時に元日本代表MF小野伸二(現北海道コンサドーレ札幌)とチームメイトでもあった同氏は、日本に3-1で勝利した2006年のドイツW杯メンバー。通算95試合出場と豊富な代表経験を誇り、FWハリー・キューウェル(元リバプールほか)やFWマーク・ビドゥカ(元リーズ・ユナイテッドほか)、そして現在も現役を続けるFWティム・ケイヒル(メルボルン・シティ)らフィジカル重視で戦っていた時代のメンバーである。

 ただ当時と比べると、現在のオーストラリアはヨーロッパの最前線に身を置く選手が少ない。MFアーロン・ムーイ(ハダーズフィールド)やGKマット・ライアン(ブライトン)はスタメンで、ヘルタ・ベルリンのMFマシュー・レッキーは日本代表FW原口元気の同僚。トム・ロギッチは元日本代表MF中村俊輔(現ジュビロ磐田)が所属していたセルティックでプレーしているが、かつてに比べると小粒感は否めない。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング