W杯欧州予選でGKが衝撃の空振り 失点誘発が話題「なんてこった」「ミス大賞候補」

プロ20年目のベテランGKイェーレがまさかのキックミス、ボールを必死に追うも…

 ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選も佳境を迎え、各地で威信をかけた戦いが続いているが、5日に行われたリヒテンシュタイン対スペインの一戦で飛び出したベテランGKの“凡ミス”が話題を呼んでいる。

 不本意な形で注目の的となってしまったのは、リヒテンシュタイン代表のキャプテンを務める守護神ペーター・イェーレだ。

 その場面は、リヒテンシュタインの2点ビハインドで迎えた前半16分に起きた。ボールを大きく前に蹴り出そうとしたイェーレだが、スペインのFWアルバロ・モラタにプレスをかけられて動揺したのか、まさかの空振り。モラタからMFイスコにつながれたボールを必死に追いかけ、スライディングで懸命に阻止しようと試みるも、なんなくゴールネットを揺らされてしまった。

 プロ20年目、代表キャップを100以上刻み、リヒテンシュタインの年間最優秀選手賞を二度受賞した35歳の信じられないようなミスに、ベンチのルネ・パウリッツチ監督は愕然。必死のカバーリングも及ばず、目の前で失点を喫したDFダニエル・カウフマンはショッキングな光景にボールをピッチサイドに蹴り飛ばしたほどだった。

 スペイン紙「マルカ」は「なんてこった!!」というフレーズとともに、ミスを犯したイェーレが「アンラッキーだった」と当該プレーを振り返ったことを紹介。ニュージーランドのテレビ局「TVNZ」は「今年の信じられないようなミスの大賞候補」と報じるなど、0-8の大敗以上に、空振りの衝撃は大きかったようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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