中国代表、2022年W杯での逆襲へ 米メディアが「強化5か条」を提言 鍵はリッピ監督の慰留
アジア最終予選は5位で終了も、名将リッピ就任後は3勝2分け1敗で勝ち点11を奪取
ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループAは1位イラン、2位韓国が本大会の出場権を獲得、3位シリアがグループB3位のオーストラリアとのプレーオフに臨むことになった。その中で5位に終わった中国は、前半戦で大きく出遅れながらも最終戦までプレーオフ進出の可能性を残した。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」はその立役者であるマルチェロ・リッピ監督の留任など、強化のための“5か条”を提言している。
中国は5日に行われた同予選最終戦、敵地カタール戦で2-1の勝利を飾った。しかし、前半戦5試合で2分け3敗とスタートダッシュに失敗したことが大きく響き、2002年の日韓W杯以来2度目となる予選突破はならなかった。
それを受けて、同局は軸となるストライカーの確立、長年にわたって中軸となっている37歳の主将MFテイ・チの後継者と平均年齢30歳オーバーのスタメン変更など5つのポイントを挙げている。最も強調されているのは、リッピ監督の留任だ。
中国は2次予選もギリギリで突破するなど、チームとして成熟していない状況だった。しかし、最終予選途中で世界屈指の実績を持つ指揮官が就任すると、ホームで韓国に1-0で勝利するなど6試合で3勝2分け1敗、勝ち点11を稼いだ。同局はこの事実に賛辞を送っている。
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