格下相手に薄氷の勝利 伊監督に自国メディアから批判殺到「悪い冗談でしかない」
0-3で完敗を喫したスペイン戦に続き、イスラエル戦でも安定感を欠くパフォーマンス
イタリア代表のジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督が、自国メディアから厳しい批判に晒されている。現地時間5日のロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選でイスラエルに1-0と薄氷の勝利を収めたが、同国のサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、「4-2-4は悪い冗談でしかない」と酷評している。
イタリアは後半8分にFWチーロ・インモービレが決勝ゴールを挙げ、イスラエル相手に勝ち点を落とす最悪の事態は免れた。しかし、攻撃の機能性は低く、2日のスペイン戦で0-3の完敗を喫したチーム状態を象徴するかのように安定感を欠いていた。
これを受け、同サイトはFIFAランキング70位と格下のイスラエルに手を焼いたアズーリ(イタリア代表の愛称)に厳しい見解を示している。
「イタリアにとって非常に危険なゲームだった。実際のところ、チームの姿はヴェントゥーラの頭の中に存在する幽霊でしかない。要は、この4-2-4(システム)というのは悪い冗談でしかないのだ。少なくともMFの一人は中盤のラインで数々の問題に襲われる。スペインに対しても、イスラエルに対しても不向きなシステムだった。今は現実的に、プレーオフを突破しなければワールドカップに到達できないが、不安要素は大きすぎる」
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