感動の中継は米でも話題「PO進出に号泣」

「ゴーーーール。アラーーー！　93分だ。こんなに幸せなことはない。二点目だ！　我らが代表に二点目だ。誰が決めたんだ？　誰だ？　ソーマだ。ソーマに違いない。ソーマに違いない。同点弾だ！」

　アラビア語でアラーの神に感謝しながらこう絶叫すると、突如号泣した。

「許してください。取り乱してしまった。誰も彼らを止めることはできないんだ！」と、数々の苦難を乗り越えたシリア代表のドラマチックな同点劇を涙ながらに伝えた。

　他会場の韓国対ウズベキスタンが0-0に終わり、勝ち点15の韓国が2位、シリアとウズベキスタンが勝ち点13で並んだが、ウズベキスタンは敗退が決定。得失点差によりシリアが3位に食い込んだ。

　このテレビ中継は海を超えてアメリカでも話題になった。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は「シリアのコメンテーターがW杯プレーオフ進出に号泣」と特集している。