「私が闇に押し込まれることはない」 解任論浮上の豪州監督、非難の声を一蹴
「私は今以上に悪い状況を生き抜いてきた」
ポステコグルー監督は窮地に立たされてもなお、強気な姿勢を崩していない。同局によれば、崖っぷちの状況がむしろモチベーションになるとも語っているという。
「私が他の人と同じように、闇に押し込まれるようなことはないだろう。私は今以上に悪い状況を生き抜いてきた。それどころか、オーストラリアを正しい道へ導こうという意欲が湧いてきているよ」
8月31日の日本戦では攻撃を無力化されて無得点。5日はグループ最下位のタイ相手に45本のシュートを放ちながら、わずか2ゴールに終わった。かつてのように高さを生かした戦い方ではなく、パスを細かくつなぐスタイルを徹底しているが、実際には結果がついてきていない。
それでも「私のチーム、我々のチームのプレーを見るのが大好きだ。もしこのようなプレーを続けて、さらに良くなっていけば、そこでみんなが私について判断を下すことができるだろう」と自らの哲学を誇っていた。
逆境の中にあって、ポステコグルー監督は揺るぎない自信を結果に反映させることができるだろうか。過酷なプレーオフで、その真価が試される。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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