レスター移籍合意のポルトガル代表MF FIFAが選手登録の承認拒否で“宙ぶらりん”状態

ドリンクウォーターの後釜としてスポルティングからシウバ獲得も…

 日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは、移籍市場最終日にスポルティング・リスボンのポルトガル代表MFアドリエン・シウバの獲得で合意に達していたが、国際サッカー連盟(FIFA)は選手登録の承認を拒否したという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」や英紙「テレグラフ」などが報じている。

 イングランドの移籍市場最終日は慌ただしいものだった。王者チェルシーがレスターからイングランド代表MFダニー・ドリンクウォーター、レスターはその後釜としてシウバの獲得に動いた。それぞれ移籍期限内の現地時間8月31日午後11時前に移籍金2200万ポンド(約31億円)でクラブ間合意に達していたが、移籍手続きの完了までは時間を要するため、イングランドサッカー協会(FA)に2時間の期限延長を申し出ていた。

 この結果、チェルシーは市場閉幕からおよそ2時間半後の9月1日午前1時半頃にドリンクウォーター獲得を正式発表した。その一方、ポルトガル代表から離脱してレスターの練習場に到着していたシウバの移籍については、スポルディングから合意と発表されたものの、レスター側から正式に加入を発表されることはなかった。

 ドリンクウォーターがイングランド国内での移籍だったのに対し、シウバはポルトガルから国をまたいでの移籍となるために、ポルトガルサッカー連盟からの国際移籍証明書の発行が必要となり、手続が遅れていた。レスターは遅れて移籍の承認をFIFAに要求していたが、FIFAはこれを拒否したと報じられている。

 

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