豪州監督に解任論浮上も連盟側は支持表明 「プレーオフでの成功に集中している」

W杯自動出場権を逃し、ポステコグルー監督に逆風が吹き荒れる

 オーストラリア代表はロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループBで3位に終わった。本大会出場のためにはグループA3位のシリアとのプレーオフを制し、さらにその後の北中米カリブ予選4位チームとのプレーオフも勝ち抜かなければならない状況だ。チームを率いるアンジェ・ポステコグルー監督への風当たりも強くなっているが、オーストラリアサッカー連盟(FFA)のデイビッド・ギャロップCEOは指揮官への信頼を明かしている。「デイリー・テレグラフ」紙のオーストラリア版が報じた。

 グループBでは日本と並ぶ予選突破の大本命と見られていたオーストラリアだが、8月31日の敵地日本戦に敗れて2位浮上のチャンスを逃すと、現地時間5日のタイ戦ではシュート45本を放ちながらも2-1と辛勝。あと2点を取っていればサウジアラビアを逆転できたが、決定力不足により大きな代償を支払う結果となった。

 記事によれば代表OBのロビー・スレイター氏はこの結果に失望し、プレーオフ前にポステコグルー監督を解任すべきと主張しているという。また、同じく元オーストラリア代表GKマーク・ボスニッチ氏も、指揮官は「危機一髪」の状況だと語り、チーム戦術の抜本的な変革が必要だとしている。

 監督への逆風が吹き荒れるなか、FFAのギャロップCEOは「ゴールに迫るシーンが多く、フラストレーションの溜まる失望の夜だった。しかし、我々はプレーオフでの成功に集中しているし、アンジェとスタッフたちは我々の完全なるサポートを受ける」と語り、ポステコグルー監督の続投を支持した。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング