バルセロナ監督がスアレスとの不仲説を否定

「フィールドの外で起こったことは見ないことにしている」

 バルセロナのルイス・エンリケ監督がウルグアイ代表FWルイス・スアレスとの不仲説を否定している。英「スカイスポーツ」が報じている。
 記事では2月28日の敵地グラナダ戦で指揮官とウルグアイ人ストライカーの間に緊張が走ったことを紹介。後半35分にスアレスに代えてFWペドロを投入した際、スアレスは混乱した様子を浮かべると、ピッチの去り際に明らかな不快感を示したことを報じている。
 指揮官の采配に不満を示したスアレスに関して、国王杯ビジャレアルとの第2戦を控えた記者会見で質問が飛ぶと、指揮官は「フィールドの外で起こったことを私は見ないことにしている」と答えたという。
 グラナダ戦ではスアレスが主役だった。前半25分のバルセロナの1点目は左サイドを抜け出したスアレスが放ったシュートのこぼれ球を、相手DFがクリアミス。これをクロアチア代表MFイバン・ラキティッチが右足で押し込んだ。後半3分にもラキティッチとのワンツーから右サイドを突破。右足アウトサイドでゴールを決めた。後半25分にはラキティッチのスルーパスに反応。GKを抜き、無人のゴールに押し込むだけだったが、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに横パスでアシスト。3点を生み出していた。
「私が現役の時には、常にフル出場したいとは思わなかった」
 指揮官はそう語ったという。メッシ、ブラジル代表FWネイマール、スアレスの強力なトリデンテを擁するバルサだが、実力者揃いのチームで各選手にいかに出番を与え、不満を生まないようにするか。マンマネジメントは難しい課題のようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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