日本、杉本代表デビューも敵地0-1敗戦 歓喜のサウジがW杯出場、豪州3位でPOへ

後半に失点、日本は反撃もゴールならず

 後半の立ち上がりのチャンスを日本が決められないなか、同10分に日本は長友が突破されて相手FWムワラドがゴール前に侵入したが、1対1のピンチに体を投げ出したGK川島永嗣(メス)がシュートを足に当ててセーブし、決定的なピンチを防いだ。

 しかし、同18分についに日本のゴールは陥落した。バイタルエリアでボールをつながれると、MFアビドのラストパスに反応したムワラドが強烈な右足シュートをニアサイドに一閃。川島は一歩も動けず、サウジアラビアに先制点が生まれた。

 ハリル監督は同22分、FW岡崎慎司(レスター・シティ)に代えてFW杉本健勇(セレッソ大阪)を投入。杉本はこれが代表デビュー戦になった。猛暑の影響もあり次第に両チームが全体に間延びし、大味なゲーム展開へと移り変わっていく。同35分には柴崎に代えてFW久保裕也(ヘント)を投入し、前線に厚みを持たせて反撃を狙った。

 だが日本は体力の消耗から攻撃の精度を上げることができず、このまま0-1で敗戦。サウジアラビアは勝ち点を19に伸ばし、この試合前にタイを2-1で破っていたオーストラリアと並んだが、得失点差で上回って2位を確定させて本大会への切符を手に入れた。また、3位オーストラリアはグループA3位のシリアとプレーオフを行い、勝者が北中米カリブ海地区の4位と大陸間プレーオフを行う。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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