豪州、暫定2位も得失点差でビハインド 地元紙が“他力本願”報道「全ては日本に期待」

ボール支配率75.5%、シュート45本も2得点のみで得失点差で上回ることに失敗

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、オーストラリアはタイをホームに迎えた最終戦で2-1と勝利。勝ち点3を得たものの、得失点差では不十分な結果になり、オーストラリア紙「ヘラルド・サン」は「全ては日本に期待」と、日本代表がサウジアラビア戦で引き分け以上の結果を出すことを願っている。

 AFCのデータによると、オーストラリアがタイ戦で記録したボール支配率は75.7%。シュートも45本放ちながら2ゴールに終わった。記事では、「サッカールーズ(オーストラリア代表の愛称)は勝利した。しかし、それ以上のものはない。ものすごくたくさんのシュートにもかかわらず、ゴールは二つのみ。(サウジアラビア)に得失点差で上回ることに失敗した。だが、もしかしたらそれでも十分かもしれない。全ては日本に期待だ」と“他力本願”とも受け取れる内容を記している。

 勝ち点を19に伸ばし、暫定2位に浮上したオーストラリアだが、得失点差は「+5」。日本と対戦するサウジアラビアは勝ち点16でスタートするが、試合前の時点で得失点差が「+6」とオーストラリアを上回っている。勝利すれば無条件で2位サウジアラビア、3位オーストラリアが決定する。しかし、日本がサウジアラビアに引き分け以上の結果を残せば、勝ち点で上回るオーストラリアが2位となり、本大会出場権を手にすることになる。

 一方的なゲーム展開に持ち込みながら、大量得点を奪えなかったオーストラリアは崖っぷちに立たされている。ハリルジャパンはオーストラリア国民の願いも背負い、最終戦の敵地サウジアラビア戦に臨む。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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