イングランド代表MFの中指を立てるジェスチャーが物議 「親友とのジョーク」と釈明

W杯に王手をかけたスロバキア戦でのアリの行動が波紋呼ぶ

 トットナムのイングランド代表MFデレ・アリは、現地時間4日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選のスロバキア戦で中指ジェスチャーをしているところをテレビカメラに抜かれて物議を醸していたが、試合後に「友人のカイル・ウォーカーとのジョークだった」と釈明し、謝罪した。試合はイングランドが2-1と逆転勝利を収め、グループF首位をキープしてW杯出場に王手をかけている。

 問題のシーンは後半32分頃。アリはペナルティーエリア付近でスロバキアのDFマルティン・シュクルテルと接触して倒された。しかし、フランス人主審のクレメント・ターピンはノーファウルと判断し、プレーオンとした。ゆっくりと立ち上がったアリは自陣に向かって歩き出したが、そこで中指を立てている様子が中継のカメラにも映し出されていた。

 これがターピン主審に向けたものだったのではと憶測を呼んでいるが、アリは試合後に自身のツイッターを更新。「明確にしておきたい。あのジェスチャーは僕と親友カイル・ウォーカーの間でのジョークなんだ。気分を害したことを謝罪します」と綴った。

 また、英紙「インディペンデント」によれば、イングランド代表を率いるギャレス・サウスゲイト監督も「カイルとデレはふざけていた。デレはカイルに向かってジェスチャーをした。あの二人は奇妙な方法でコミュニケーションを取るんだ」と語っていたという。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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