スペインがW杯出場に大きく前進! 欧州予選、本拠地イタリア戦で3-0快勝
スペインMFイスコがFKで先制、その後に2点目 後半にFWモラタがダメ押し弾
ワールドカップ出場へ向けたヨーロッパの大一番は、スペインの完勝に終わった。現地時間2日の欧州予選スペイン対イタリアは、ホームのスペインが3-0の勝利。本大会出場へ大きく前進した。
レアル・マドリードの本拠地サンチャゴ・ベルナベウにイタリアを迎え撃ったスペインは、試合前の状況では勝ち点16で並び、得失点差で4点の優位がスペインにある状況だった。状況的に引き分けが許されるのはスペインという立場だったが、ゲームはスペインの攻勢でスタートした。
そうしたなかで迎えた前半13分、FWアセンシオが倒されて得たペナルティーエリアすぐ外のフリーキックでキッカーはMFイスコ。これが壁の上を越えてイタリア代表守護神ジャンルイジ・ブッフォンの守るゴールを打ち破りスペインが先制に成功した。さらに同40分、ゴール正面で相手MFマルコ・ヴェラッティのプレッシャーを外したイスコは左足を一閃。これが相手選手同士の狭い隙間を抜けていくシュートとなり貴重な追加点となった。前半は2-0のスペインリードで折り返した。
後半に入っても全体的にはスペインがゲームを支配。イタリアもサイド攻撃で数回ゴールに迫ったが、逆にスペインのカウンターに屈した。後半32分、DFセルヒオ・ラモスのラストパスを受けた途中出場のFWアルバロ・モラタが冷静にゴールを決めて3-0とダメ押し。そのままスペインが勝利を収めた。
これにより、スペインは残り3試合を2勝1分以上で自力の本大会出場が決まる。実際には、スペインとイタリアの2強状態のグループだけに、この一戦の結果でスペインがグループ1位のみに与えられる本大会への自動出場に大きく前進。イタリアはグループ2位チームによるプレーオフに本大会行きを掛けることが濃厚な情勢になった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images