コウチーニョに付けられた“値札”は260億円! バルサ幹部が獲得失敗の真相明かす

「我々がかつて味わったことのない…」

 ネイマール売却で得た莫大な資金をほぼ投入してしまうことになる2億ユーロもの提示額。さしものバルサも首を縦に振ることはできず、この交渉は破談になった。ソレール氏は、次のようにも話している。

「今夏の移籍市場で起こっていることは、我々がかつて味わったことのない、全く違うフットボールのモデルへと突入しているのだ。世界のサッカー界は、いくつかの国が主要な代理人になっている。我々は15万人のソシオによって運営されているクラブを、危険に晒すことはできない」

 ネイマール売却益によって“足元を見られる”形となったバルサ。大金を得ても、補強戦略は一筋縄ではいかない交渉の怖さを象徴する出来事となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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