ドルトムントが来季の補強の目玉として香川のライバル獲得へ

プレミアの強豪も獲得を狙うディバラ

 ドルトムントが、来季の補強の目玉としてセリエAパレルモの元U-17アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの獲得に乗り出していると、英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。
 21歳の新鋭は、今季セリエA得点ランク3位タイの12ゴールをマークし、今夏の移籍市場の目玉の1人となっている。マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督、チェルシーのジョゼ・モウリーニョもその才能を高く評価。ディバラをめぐり、プレミアの強豪3クラブが争奪戦を展開すると報じられていたが、ダークホースが動いた 。
 ドルトムントは、代理人をパレルモの本拠地であるシチリア島に派遣した。リーグ戦4連勝で10位に浮上した名門のユルゲン・クロップ監督は、ディバラを高く評価。補強リストの最上位に置いて獲得交渉を行ったと報じられている。ディバラ獲得時の移籍金として3000万ポンド(55億円)も準備しているという。
 ディバラはパレルモで背番号「9」を託されているが、ストライカーのみならず、セカンドトップ、攻撃的MF、ウイングもこなす。スピードと高度なテクニックをミックスさせた突破力に加え、左足の強烈なシュート力を誇る。
 移籍市場で最大の注目株となっているディバラがドルトムント加入にすれば、トップ下で輝きを取り戻しつつある日本代表MF香川真司にとっては最大の強敵 となりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング