“本田&香川外し”は「勇敢な采配」 韓国メディアがハリル監督の決断を高く評価
W杯出場を手繰り寄せたオーストラリア戦のスタメンに注目
日本代表は31日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦に2-0で勝利し、6大会連続6回目の本大会出場を果たした。2016年リオデジャネイロ五輪に出場した22歳のFW浅野拓磨(シュツットガルト)と21歳のMF井手口陽介(ガンバ大阪)が殊勲のゴールを奪った一方、故障明けで万全でなかったドルトムントMF香川真司とパチューカFW本田圭佑を起用しなかったバヒド・ハリルホジッチ監督を、韓国メディアは「勇敢な采配」と評価している。
韓国紙「朝鮮スポーツ」は、日本対オーストラリア戦をレポートしたが、そのなかでハリル監督の采配に注目した。
「ハリルホジッチはオーストラリア戦のスターティングリストから、スターのカガワシンジ(ドルトムント)とホンダケイスケを外した。オカザキシンジも先発に選ばれなかった。ハリルホジッチは先発リストからコンディションの乏しい選手を全て外す勇敢な采配に打って出た」
浅野や井手口を抜擢した采配は、二人のゴールによってピタリと的中。本田と香川はベンチからチームを支え、岡崎は試合終盤に途中出場でクローザー役を務めた。日本サッカー界を長らく牽引してきたダブルエースに頼らず、若手が結果を出すという効果を生んだ、ハリル監督の勇気は、ライバル国のメディアからも高く評価されていた。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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