ドルトムントのユルゲン・クロップ監督は、2月28日のシャルケとのルールダービーで先制点を決めたガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンの“バットマンパフォーマンス”に苦言を呈した。クラブの公式サイトが伝えた。 3-0で快勝した熱狂のダービーで前代未聞のゴールパフォーマンスが飛び出した。後半33分、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの縦パスに反応したストライカーは、ゴール右隅に先制弾をたたき込んだ。 すると、準備していたバットマンのマスクをかぶると、ドイツ代表MFマルコ・ロイスも相棒のロビンのような黒いマスクを装着 。ゴールを喜び合った。 しかし、その後、オーバメヤンは警告を受けている。 指揮官は「驚いたよ。あれはジョークじゃなかったんだね。ポジティブなことはオーバがゴールを決める自信があったということ。ああいう行為にはイエローカードが当然与えられるし、それに関しては喜びはない。マスクの件はもう終わったこととすべきだ。あんなことをすべきではないと彼に言うのもちょっと気持ちがいいものではないからね。起こってはいけないものだけどね」と語った。 4連勝を波に乗るチームの勢いと雰囲気に水を差すような発言は、あえてしないという。だが、名将は終盤戦に響くかもしれない無駄な警告は避けるように苦言をしっかりと呈していた。 【了】 サッカーマガ ジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images