イラン戦ドローの韓国はW杯出場失敗も… 予選A組は最終戦で4カ国がロシア行き争う大混戦
リッピ効果で急浮上の中国もPO出場の可能性も
韓国が敗れた場合はウズベキスタンに逆転されることが確定しており、さらにシリアがイランに勝利すれば韓国は4位に転落する。まさかのプレーオフ進出すら逃し、韓国はW杯出場失敗という悲劇のシナリオも現実味を帯びている。
一方、W杯行きの可能性を残しているのが中国だ。最終予選序盤は低空飛行を続けていたが、名将マルチェロ・リッピを招聘し、ここにきて急上昇している。
最終戦で韓国がウズベキスタンに勝利し、イランがシリアに勝利すれば、シリアとウズベキスタンの勝ち点は12にとどまる。中国が最終戦でカタールに勝利し、得失点差で逆転にこぎつけた場合、ラスト2戦の大逆転で3位に滑り込み、プレーオフ進出に漕ぎつけることになる。
6チームで争われるアジア最終予選で、A組は最上位と最下位が決まったものの、2位から5位は大混戦。1986年メキシコ大会から8大会連続でW杯に出場している韓国だが、「アジアの虎」と称されるアジアの雄は屈辱の予選突破失敗という悲劇を迎えるのか。
3会場全ての結果が互いのロシア行きの運命に影響を与える大混戦の結末は、どのような形になるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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