ACミランの日本代表FW本田圭佑が、2月28日、敵地キエーボ戦で後半から途中出場し、バー直撃のミドルシュートを放つなどしたが、試合は0-0のドローに終わった。地元メディアは本田に平均点以上を与えたが、「心のときめきをプレゼントした」「消えていった」「適切なプレーがなかった」とプレー内容については、完全に評価を二分した。 ガゼッタ・デロ・スポルト紙は2試合連続で先発落ちした背番号「10」に及第点の6点を与えた。 「最後のゴールは(この日のスタジアム)ベンテゴッディで決めていた。出場してすぐにクロスバーに当たるシュートで連続ゴールを決めよう とした。そのほかは、あまり活躍がなかったが、唯一、その夜、はっと心のときめきを(サポーターに)プレゼントした」 後半3分に左足で強烈なバー直撃弾を放った。この一撃を、心のときめきと表現。45分間の出場機会で、シュートは1本。インターセプトは2回。パス成功は12本だった。 最高点はオランダ代表MFナイジェル・デヨングの6.5点。最低点はFWジェレミー・メネズの5点だった。 コリエレ・デロ・スポルト紙は5.5点と平均点。「トップ下でスタートして、すぐにクロスバー直撃のシュートを試みた。だが、時間が過ぎるにつれ、消えていった」と、寸評ではミドルシュートを放った以外に見せ場がなかったと評価している。 出場停止から復帰した守護神のGKディエゴ・ロペスの 7点が最高で、最低点は前半終了時に本田と交代したイタリア代表MFリカルド・モントリーボ、同FWマッティア・デストロ、メネズの5点だった。 トゥット・スポルトも5.5点。「中央に寄りながらのプレーで、クロスバーに当てるシュートも放った。だが、終盤にはひとつも適切なプレーがなかった」とミドルシュート以外のプレーに苦言を呈している。 ディエゴ・ロペス、トップ下で先発したジャコモ・ボナベントゥーラが6.5点で最高点。モントリーボ、メネズ、デストロが最低点の5で並んだ。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images