先発抜擢の浅野が値千金の先制弾! 勝てばW杯出場の日本が1-0と豪州をリードし後半へ
攻めあぐねるも、長友のクロスから冷静に左足ボレーで流し込む
ワールドカップ出場権を懸けた大一番、31日のアジア最終予選オーストラリア戦の前半は、バヒド・ハリルホジッチ監督によるスタメン抜擢に応えたFW浅野拓磨(シュツットガルト)の一撃で、日本が1-0とリードして折り返した。
日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督はFW本田圭佑(パチューカ)、MF香川真司(ドルトムント)の二枚看板をベンチスタート。中盤をトリプルボランチに近い構成にし、前線は右に浅野、左には乾貴士(エイバル)を起用した。
立ち上がりに前線から激しくプレスに出た日本だったが、次第に相手の攻撃を待ち受ける時間が長くなった。3バックシステムでロングボールではなくグラウンダーのパスをつなぐオーストラリアに対して、アジアサッカー連盟(AFC)が公開しているデータでは約65%のポゼッションを許したが、ペナルティーエリア内に侵入されるような大ピンチはほぼなかった。
一方の日本は右サイドバックのDF酒井宏樹(マルセイユ)のオーバーラップからチャンスになりかける場面が見られたが、浅野の動き出しが噛み合わずにビッグチャンスにはつながらず。FW大迫勇也(ケルン)による距離のあるシュートがあったくらいで、なかなか決定機は作り出せなかった。
このままスコアレスで前半終了というムードになっていた前半41分、日本は攻撃参加したDF長友佑都(インテル)が左サイドから右足で入れたクロスに対し、ラインを高くしたオーストラリアの背後を取った浅野がゴール前でフリーに。冷静に左足ボレーで流し込み、1-0と貴重な先制点を奪ってハーフタイムに突入した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images