豪州戦メンバーから“脱落”の小林 W杯出場に貢献すべく誓った「責任ある行動」

小林、武藤、植田、三浦の4人がオーストラリア戦のメンバー外に決定

 バヒド・ハリルホジッチ監督は今回、FW大迫勇也(ケルン)、FW本田圭佑(パチューカ)、MF香川真司(ドルトムント)ら主力が負傷明けという状況を受け、ベンチ入りできる23人を超える27選手を招集した。必然的に4人が“脱落”となるなか、アジアサッカー連盟(AFC)が8月30日に発表したロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦のメンバーリストから外れたのは、DF植田直通(鹿島アントラーズ)、DF三浦弦太(ガンバ大阪)、MF小林祐希(ヘーレンフェーン)、FW武藤嘉紀(マインツ)だった。(編集部注:試合直前に登録メンバー変更があり、MF高萩洋次郎、FW杉本健勇が外れ、小林と三浦がベンチに入った)。

 欧州組の一人として、ヘーレンフェーンで開幕から3試合連続スタメン出場を果たしたにもかかわらず、メンバー入りできなかった現実は小林にとって屈辱以外の何物でもないだろう。それでも小林は、オーストラリア戦を翌日に控えた練習後に一つの「決意」を語っていた。

「(招集メンバーは)27人いるから、4人入れない。スタメンで出れないとか、いろいろな選手も出てくる。どんな形でもW杯出場に貢献できるように。どんな状況でも責任ある行動、責任あるプレーを見せたいと思います」

 たとえピッチで貢献できないことが分かっていても、一人ひとりがチームの一員として戦う姿勢を崩さない――。小林が発した「責任ある行動」という言葉には、そんな思いが詰まっているのだろう。

 

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