ACミランのフィリッポ・インザーギ監督は、0-0で終わった2月28日の敵地キエーボ戦を振り返り、後半から投入した日本代表FW本田圭佑のバー直撃弾を悔しがった。 試合後、イタリア衛星放送「スカイ・イタリア」に応じた指揮官は言葉に無念さを込めていた。 「我々は後半に間違いなくいいプレーを見せた。本田はゴールポストをたたく決定機を作ったし、3対2というカウンターのチャンスもあったのだが…もっと攻撃と、特にラストパスに正確性が必要だ。全員で守ってくるキエーボ相手には難しい戦いを強いられるから、特に正確さが必要だった」 指揮官は本田 が後半3分、左足で狙った強烈なミドルシュートを悔やんだ。ミランは昨年10月19日のベローナ戦以来、アウェーでの勝利とリーグ戦の連勝がない。ベローナ戦はくしくも本田がゴールを決めた最後の試合。2試合連続でスタメン落ちとなった背番号「10」の不発と、チーム状況が足並みをそろえている格好となっている。 本田のゴールが生まれていれば、久々の敵地勝利と、リーグ戦の連勝を飾れただけに、指揮官は悔しさ倍増の様子だった。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images