バルサ下部組織で育った“韓国のメッシ”がヴェローナ移籍 19歳でセリエA挑戦へ
イ・スンウが移籍決断、30日にメディカルチェックと伊メディア報じる
バルセロナの下部組織所属の韓国代表FWイ・スンウはクラブでの出場機会が限られており、今夏の移籍市場での移籍が噂されている。そのなかでイタリアのサッカーサイト「ジャンルカ・ディ・マルツィオ・コム」によると、セリエA挑戦が濃厚になっていると報じている。
同サイトによるとイ・スンウ獲得に動いているのは、セリエAに所属するヴェローナだ。「バルサから才能豊かな韓国人アタッカーを奪おうとしている。150万ユーロ(約2億円)の移籍金で、クロアチアのディナモ・ザグレブも競争相手になっているが、明日(30日)にもメディカルチェックが行われるだろう」と記されている。
現在19歳のイ・スンウは下部組織時代からバルサで育ったものの、クラブがFIFAから受けた未成年選手獲得による規約違反があったとして公式戦出場が叶わなかった時期があった。18歳を迎えてからはバルサのユニフォームに身を包みプレーしたが、クラブ側がバルサBへの昇格を念頭に置いていないとされ、イ・スンウは新天地を探す形となっている。
バルサ復帰が噂されるFW久保建英(FC東京U-18)らを含め、バルサの下部組織には全世界から多士済々の才能が集まる。その激しい生存競争から押し出される形で、イ・スンウは欧州でのファーストステップを踏むことになるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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