ボールを自在に操る曲芸トラップから一撃! 日本代表を助けたUAE代表FWの超絶美技
UAE代表FWマブフートが芸術的な足技 足にボールが吸い付いたかのようなプレー
29日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、UAEが本拠地でサウジアラビアに2-1と逆転勝利を収めた。同予選2位のサウジアラビアが敗れ、W杯出場に向けて1位の日本に追い風が吹く形となったが、その流れを呼び込んだのはUAE代表FWの美技だった。
試合は前半20分にPKでサウジアラビアが先制したが、そのわずか1分後に流れを変えるスーパープレーが生まれる。右サイドからのクロスに対し、エリア内中央で待ち構えていたUAE代表FWマブフートが反応。ボールは走り込んだ場所よりやや後ろに流れ、さらに相手DF二人に囲まれるという難しい状況だった。
パスがズレたかに思われた瞬間、マブフートが芸術的な足技を見せる。素早く体の向きを変えつつ、右足を上手く折り曲げて後方に流れそうになったボールに触れると、まるで足にボールが吸い付いたかのごとく、前方へ反転すると同時に自身も素早くターン。相手二人を翻弄し、寄せてくる前にシュートモーションに入ると、右足を振り抜いて同点弾を叩き込んだ。
すぐさま同点に追いついたUAEは、後半15分にUAEのFWハリルが強烈なミドルシュートを叩き込み、これが決勝弾となった。クロスボールに対して曲芸トラップからのゴールという難易度の高いプレーが流れを変え、UAEに勝利を呼び込んだ。