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豪州OB陣が大一番で母国優位を主張 脱フィジカルの新戦術「オオカミのよう」
変化歓迎も1対1の重要性説く「戦争だ」
「フィジカルの部分でも存在感を見せたが、スキルの部分もとても印象的だった。彼らは集団で狩りをしていた。オオカミのようだった。あれを見られて最高だった」
ラザリディス氏はこう語る一方、かつてウィガンなどに在籍し、06年ドイツW杯16強メンバーの元オーストラリア代表DFヨシップ・スココ氏はサッカールーズの愛称で知られる代表チームが、かつてのフィジカル押しを捨てたスタイルの変化を歓迎している。
「我らはフィジカルを使うことを止めたと思う」とスココ氏は分析しつつ、それでも1対1の重要性を説いている。
「偉大なチームで、偉大な選手を揃えていたが、それでもインテンシティの部分は欠かせなかった。いつでも相手の脅威を与えていたわけではないが、常に試合では肉弾戦に巻き込んできた。それがチリ戦での教訓だ。良いゲームプランを準備し、試合に臨むことさえできれば、自分たちの力を出せる。素晴らしい運動量と勝利への意欲だ。そのあとに、1対1のバトルがやってくる。戦争だ」