インザーギ監督、チェルチとの確執を否定 「真実ではない」

キエーボ戦はベンチスタートへ

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が出場機会の少なさから指揮官に暴言を吐いたと報じられていたイタリア代表MFアレッシオ・チェルチとの確執について“火消し”を行った。

 28日のキエーボ戦を控えて、記者会見に出席した指揮官は「チェルチとの問題? それは真実ではない。チェルチの話が本当ならローザ(メンバー)から外れている。5分しかプレーできずに残念だったことは選手としては当然。それはポジティブなこと。説明を求められた」と語り、1月の移籍市場で獲得したアタッカーとの確執を否定した。

 地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」はここ2試合で合計22分のみの出場となったチェルチが起用法に不満を示し、前節チェゼーナ戦後のロッカールームで「「試合が決着した後からオレを2度と交代で入れるな! 次は自分がプレーしろ。オレはもう途中から出ない」と暴言を吐いたと伝えていた。チェルチの婚約者もテレビ番組で指揮官の起用法に「意味がわからない」とクレームをつけていた。

 これまで1度も公の場で選手を責めたことがないインザーギ監督。欧州リーグ出場圏のセリエA5位以内を目指す正念場に際し、確執の表面化を避けた可能性もある。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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