豪州メディアは岡崎を警戒 プレミアで守護神から「ゴールを打ち破ったストライカー」
今季プレミア開幕戦 ブライトンの豪州代表GKライアンから岡崎が2ゴール
日本代表が決戦のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦を31日に控えるなか、オーストラリアメディアは日本代表FW岡崎慎司(レスター)を最も警戒すべき存在として認識している模様だ。豪TV局「SBS」が報じている。
同局は岡崎について、「マシュー・ライアンのゴールを打ち破ったストライカーだ」として紹介。今季のリーグ開幕戦のブライトン戦で、オーストラリア代表GKライアンから、開始直後のものを含む2ゴールを決めた岡崎を警戒している。
来日して調整を続けているライアンは取材に対し「クラブでの試合前からスカウティングはしていた。彼はとても運動量が豊富な選手だ」という言葉を残している。
「彼は適切な時に、適切な場所にいる選手だ。そのために、オフ・ザ・ボールの小さな走りを繰り返すからこそ、それが実現できるし、ボールが落ちてくる場所にいることができる。彼はすでに自分たちの試合とアーセナルとの試合で得点者に名を連ねている。そのレベルのプレーをするためには、本当に良い選手でいなくてはならない」
オーストラリアの守護神はそう語り、岡崎のゴール前での勝負強さの要因を分析している。そして「彼はゴールがどこにあるかを熟知している選手だから、我々は最後の最後まで彼に付いていかなくてはいけない。それができた時に、彼は多くのことができなくなる。そうできることを願いたいね」と、味方に徹底マークを求めた。
ここ最近の日本代表チームでは、FW大迫勇也(ケルン)がレギュラーポジションを確保しつつあり、岡崎の出場機会は減少傾向にある。今回は大迫に負傷明けという懸念もあり、岡崎がスーパーサブとして投入されるか、先発で起用されるか不透明だが、その存在はオーストラリアのゴールを守るライアンに少なからず苦手意識と恐怖を与えるはずだ。バヒド・ハリルホジッチ監督はこの大一番で、相手の嫌がる岡崎を起用するだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images