頭上にボールを通し、軽業師のようなターン! 札幌の“タイのメッシ”が卓越スキル披露 

ふわりとボールを浮かせ、素早いターンで仙台MF三田を翻弄

 北海道コンサドーレ札幌は26日のJ1第24節ベガルタ仙台戦に1-0と勝利し、今季6勝目を挙げた。この試合で卓越したテクニックを披露したのが、“タイのメッシ”と称される札幌のタイ代表MFチャナティップだ。

 今夏、札幌に加わったチャナティップは第19節の浦和レッズ戦でJリーグデビューを飾ると仙台戦まで6試合連続先発出場とチームに不可欠の戦力になっている。158センチと小柄なアタッカーだが、仙台戦で“タイのメッシ”という異名に劣らぬ華麗な足技を披露した。

 前半18分、自陣中央で浮き球のパスを受けたチャナティップは胸トラップ。仙台MF三田啓貴がボール奪取を狙って寄せた瞬間、胸トラップ後にボールが落下するなか、右足でふわりと浮かせて三田の頭上を通す。それと同時に自身は素早いターンで三田の寄せをかわして軽業師のように入れ替わり、あっという間に抜き去った。

 試合は後半8分、MF兵藤慎剛のクロスにFWヘイスが頭で合わせて決勝ゴールを決めて札幌が1-0で勝利。チャナティップは後半アディショナルタイムに交代するまで精力的に動き回り、要所で高い技術を見せるなど白星に貢献した。

 Jデビュー戦から6試合連続で先発出場し、攻撃時のアクセント役を担うチャナティップの存在感は高っているだけに、Jリーグ初ゴールも時間の問題と言えそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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