浦和が清水との“サッカー王国対決”制す! 前半失点も堀体制リーグ無敗継続の3連勝
同カードに日本平開催は09年ヤマザキナビスコカップ以来8シーズンぶり
浦和レッズが逆転勝利で堀孝史監督体制のリーグ無敗継続となる3連勝を飾った。27日のJ1リーグ第24節で清水エスパルスとのアウェーゲームに臨んだ浦和は、前半に先制を許したものの後半の2ゴールで逆転。2-1の勝利を収めた。
このカードが日本平スタジアムで開催されるのは、2009年のヤマザキナビスコカップ以来8シーズンぶり。FWチョン・テセとFWチアゴ・アウベスを欠く清水は、187センチの長身FW長谷川悠と163センチのFW金子翔太の身長差24センチの2トップを組んだ。浦和は左足内転筋肉離れで離脱のMF柏木陽介のボランチにMF矢島慎也を、右ウイングバックにはMF梅崎司をいずれもリーグ戦初スタメンで起用した。
試合は浦和ペースで立ち上がり、矢島がその才能を見せた。前半7分、DFマウリシオからのショートパスを受けてターンすると、FW興梠慎三にピタリの絶妙スルーパスを供給。興梠がペナルティーエリア手前で倒されてゴールに至らなかったが、そのFKを任せられたのも矢島。意表を突いた壁の下を通す鋭いシュートを放ったが、壁の後ろにカバーに入ったDFにはじき出された。浦和は柏木不在の影響を感じさせず、リズムよくゴールに迫っていった。
清水は右MFのミッチェル・デュークを空中戦のポイントにシンプルな攻撃を仕掛けた。そうしたなかで同30分、右CKを得るとMF枝村匠馬のキックに対し、DF角田誠が浦和DF槙野智章のマークを上手く外してヘディングでゴール。ホームの清水が1-0の先制点を奪った。
終始押し気味にゲームを進めた浦和だったが、枠外シュートが目立ちゴールはならず。前半は清水の1点リードでハーフタイムに突入した。