現日本代表最年少MFが圧巻スキル披露! 「当てるだけ」の技ありパスでゴール演出
21歳MF井手口のパスから長沢が勝ち越し弾 G大阪が5試合ぶりの勝利
ガンバ大阪は26日のJ1リーグ第24節、敵地サガン鳥栖に3-1と勝利したが、この一戦で輝きを放ったのがロシア・ワールドカップ(W杯)最終予選のオーストラリア戦(31日)、サウジアラビア戦(9月5日)にチーム最年少で招集された21歳の若武者だった。
前半はスコアレスのまま推移すると、後半早々に試合が動く。後半3分、MF倉田秋が相手ゴール約25メートルの位置から意表を突いたタイミングで右足を振り抜き、先制点を叩き込む。一方の鳥栖も同22分にPKでFW豊田陽平が決めて1-1の同点。鳥栖戦で白星を逃すと長谷川健太体制ワーストタイの5試合連続未勝利というG大阪に暗雲が立ちこめ始めた。
この嫌な流れを断ち切ったのが、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も期待を寄せるG大阪のMF井手口陽介だ。後半29分、相手エリア付近で味方のバックパスを待ち構えていた井手口は、エリア内での攻防を窺いつつ、右足アウトサイドでそのまま中央へパス。絶妙なカーブがかかったボールをゴール中央へ通し、最後はFW長沢駿がヘディングで合わせて勝ち越し弾を決めた。
これで2-1とリードしたG大阪は、後半45分に左サイドバックの藤春廣輝が今季リーグ戦2得点目を決めて勝負あり。最終的にG大阪が3-1で逃げ切り、5試合ぶりの勝利を手にした。