UEFA会長がルール無視の巨額補強に警告 FFPの罰則適用へ「私は本気だ」
セフェリン会長がFFPを無視するクラブへの制裁に言及
UEFAのアレクサンドル・セフェリン会長が、競技の公平性を維持するために導入したファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を無視して、収益以上の補強を展開するクラブに重大なペナルティーを課す可能性を明らかにしている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
「私は本気だ、皆さんもご理解できると思うが。我々は(クラブがルールを遵守するため)手伝っている。我々はアドバイスしているが、(FFPを彼らが守らない場合は)罰するだろう。重大な罰を下すことになるだろう」
セフェリン会長はこう語ったという。今夏の移籍市場では、これまでの基準を大きく上回る巨額のマネーが飛び交っている。その筆頭がパリ・サンジェルマン(PSG)で、バルセロナのブラジル代表FWネイマールを移籍金史上最高額を大幅に更新する2億2200万ユーロ(約289億円)で獲得した。
もっともセフェリン会長は、「私はPSGの話をしていない。欧州すべてのクラブについて話をしている。状況を見守っているところだし、移籍市場はまだクローズしていない。信じてほしい。我々は努力している」と具体的なクラブ名は挙げていない。
PSG以外にも、中国人オーナーが買収したACミランなど大枚を叩いて大型補強を展開するクラブは存在する。UEFA会長の予告通り、FFPを遵守できないクラブに制裁という鉄槌は下されるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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