不仲説、去就問題で揺れるセードルフ監督 アタランタ戦での本田起用は明言せず
揺れるミランの背番号10は出場か!?
「本田はミランに所属する選手の中でもより重要な選手の1人。しっかりと練習に取り組んでいる。戦術的にも技術的にも優秀な選手。まだまだ今後もチームに貢献できるが、みんな(けが人)元気になった。アバーテもポーリも練習していないが、遠征に帯同できる。チームは一週間でいい準備ができた」
本田に対するネガティブな発言がほとんどない指揮官は、リーグ戦で起用する場合、ストレートに明言することが多かったが、最近は傾向が変わってきている。
そこには、シルビオ・ベルルルコーニ会長ら首脳陣との不仲説や、噴出する去就問題などが背景にあるのかもしれない。
「昨日ベルルスコーニ会長は『ロッカールームを団結させることができる監督はたくさんいる』と語っていたが、どう思うか」とオーナーとの不仲説を地元メディアに突かれた指揮官は「ノーコメント。チームと選手のことに集中している。何を言いたいのかよくわからなかった」と何とか質問をかわした。セードルフ監督は実際、目の前の試合に集中することが難しい状況なのかもしれない。
一方、ミランの専門ニュースチャンネル「milannews.it」はこの日、攻撃的MFでモロッコ代表MFアデル・ターラブの代わりに本田の先発出場を予想しており、2試合ぶりに背番号「10」の勇姿を見ることができる可能性は高まっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
page 1/1