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アンリが古巣アーセナルを一喝「センスがなければ、貪欲さもない」
本拠地でのまさかの惨敗に激怒
アーセナルのレジェンドである元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が古巣の惨敗に苦言を呈した。
アーセナルは25日、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント第1回戦初戦ASモナコ戦をホームで迎え、1-3とまさかの敗戦。ベスト8進出に黄色信号が灯っている。
衛星放送「スカイ•スポーツ」の解説者としてエミレーツスタジアムで観戦したアンリはガナーズの惨敗後、うっすらと目を濡らしていた。
「私はこのようなことが起こりうるのは知っていた。しかし、今夜だとは予想していなかったね。モナコは今夜の結果によって、勝ち抜けることが容易くなった」
落胆を隠そうとしなかった。1994年にモナコでプロのキャリアを踏みしめたアンリは、ユベントスを経て移籍したアーセナルでクラブ史上最高選手と呼ばれる活躍を続けた。現在はアーセナルのアカデミーのコーチとなり、指導者への一歩を歩んでいる。
万感の古巣対決で、90分改善されなかったロンドンの強豪の低調なパフォーマンスに辛辣な言葉を投げかけている。
「選手たちは苛立っていた。パスワークも全く良くなかった。展開のセンスもなければ、試合に勝つための貪欲さも欠落していた。アーセナルが勝ち抜くことが不可能だとは言ってない。だが、極めて難しいものとなったのは事実だ」
レジェンドの叱咤激励は完敗に沈むチームに響いたのだろうか。絶体絶命のガナーズは3月17日に行われる敵地での第2戦でその真価が問われる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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