ミラン番記者が「本田ベンチ」の決断を支持 「賛成できる数少ない選択」

「本田にはコンディションが良くなることを祈る」

 インザーギ監督はこれまで本田を先発に固定。チェゼーナ戦前もトップ下での先発を予想する見方があった。しかし、インザーギ監督は本田をベンチスタートとし、結果的に勝利。その決断を地元記者も支持している。

 本田不在のミランは降格圏に彷徨うチェゼーナ相手に勝ち点3を手にしたが、チームは機能したのだろうか。同記者は「システムは4-3-1-2に変えた。トップ下に入ったボナベントゥーラが本田とのスタメン争いに勝った。ボナべントゥーラもチームもうまく機能していた。最近の本田よりもよかった」とする一方、これがミランのベスト布陣ではないとの見方を示している。

「ミランは最高のシステムを見つけなければならないが、まだ見つからないでいる。インザーギの方針はまだはっきりしていない。もうリーグは3分の2が終わった。24節がすでに終わり、14試合が残っているだけ。しかし理想的なシステムが見つかっていない。4-4-2が現在のミランのベストだと思う。中盤の守備的なバランスが飛躍的に高まる。本田にはコンディションが良くなることを祈るばかりだ」

 ヴィンチ記者のみならず、地元メディアの多くはアジアカップ後の本田の体調面に問題があると見ている。チームでの連戦、1月のアジアカップだけでなく、日本で行われた親善試合にも参加してきた背番号「10」には目に見えない疲労が溜まっているのかもしれない。ボナベントゥーラに奪われた定位置奪回に向け、コンディションの回復が必要不可欠となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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