W杯王手の日本代表、豪州&サウジ戦メンバー発表! 柴崎、長谷部ら復帰、杉本が初招集
勝てばW杯出場権獲得 本田、香川ら主力を中心に27名を発表
日本サッカー協会は24日、8月31日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦(埼玉スタジアム)と、9月5日のサウジアラビア戦(ジッダ)の2連戦に挑む日本代表メンバーを発表した。
都内で行われた会見には日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が出席し、代表メンバー27人を選出。勝てば6大会連続のW杯出場が決まる大一番に向けて多くのメンバーを代表合宿に呼び、「最も状態の良い選手を選びたい」と直前までコンディションを見極めることになった。
ドルトムントMF香川真司、インテルDF長友佑都、レスターFW岡崎慎司、サウサンプトンDF吉田麻也ら既存の主力メンバーを順当に選出。3月に膝を負傷して代表から外れていたフランクフルトMF長谷部誠が復帰。右足ふくらはぎの状態が心配されながら22日に待望のメキシコデビューを果たし、ゴールを決めたパチューカFW本田圭佑も招集されている。
また中盤では、招集が期待されていたヘタフェMF柴崎岳が2015年10月以来、ヘーレンフェーンMF小林祐希が16年11月以来の代表選出。FWではマインツFW武藤嘉紀も16年9月以来の招集、さらにJ1で今季14得点を決めているセレッソ大阪FW杉本健勇が初選出となった。
一方、FC東京DF森重真人やC大阪MF清武弘嗣など常連だったメンバーに離脱者が多く、ハリルホジッチ監督は会見で「今までで一番リストを作るのが厳しい状況」と苦悩を明かしている。
三つ巴となったグループBで勝ち点17の首位に立ち、勝ち点1差の2位サウジアラビア、同1差のオーストラリアのいずれかに勝てばW杯出場が決まるが、難敵との2連戦となるだけに、結果次第では3位転落の可能性もある予断を許さない状況だ。まずはW杯予選で一度も勝利したことのないオーストラリアとの大一番へ、「すべて分析している」と自信を見せる指揮官だが、どのようなメンバーをピッチに送り出すのだろうか。
招集メンバーとグループB順位表は以下の通り。
■日本代表招集メンバー
GK
川島永嗣 (FCメス)
東口順昭 (ガンバ大阪)
中村航輔 (柏レイソル)
DF
酒井宏樹 (マルセイユ)
酒井高徳 (ハンブルガーSV)
長友佑都 (インテル)
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也 (サウサンプトン)
昌子 源 (鹿島アントラーズ)
植田直通(鹿島アントラーズ)
三浦弦太 (ガンバ大阪)
MF
長谷部誠(フランクフルト)
山口 蛍 (セレッソ大阪)
井手口陽介(ガンバ大阪)
高萩洋次郎(FC東京)
小林祐希(ヘーレンフェーン)
柴崎 岳(ヘタフェ)
香川真司 (ドルトムント)
FW
浅野拓磨(シュツットガルト)
久保裕也 (ヘント)
本田圭佑 (パチューカ)
乾 貴士 (エイバル)
武藤嘉紀(マインツ)
原口元気 (ヘルタ)
岡崎慎司 (レスター)
杉本健勇(セレッソ大阪)
大迫勇也 (ケルン)
■グループB順位表(第8節終了時)
1位 日本 勝ち点17 5勝2分1敗(15得点・6失点/得失点+9)
2位 サウジアラビア 勝ち点16 5勝1分2敗(15得点・8失点/得失点+7)
3位 オーストラリア 勝ち点16 4勝4分0敗(14得点・8失点/得失点+6)
4位 UAE 勝ち点10 3勝1分4敗(8得点・11失点/得失点-3)
5位 イラク 勝ち点5 1勝2分5敗(8得点・11失点/得失点-3)
6位 タイ 勝ち点2 0勝2分6敗(4得点・20失点/得失点-16)
■グループB・今後の試合スケジュール
第9節
8月29日 UAE対サウジアラビア
8月30日 タイ対イラク
8月31日 日本対オーストラリア
第10節
9月5日 イラク対UAE
9月5日 オーストラリア対タイ
9月5日 サウジアラビア対日本
※日付は現地時間
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi