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スウォンジー会長がクラブ関係者の「ファン・ハールは傲慢」発言を謝罪
マンU指揮官への侮辱発言に「クラブ内部で適切に処分下す」
スウォンジーのヒュー・ジェンキンス会長が、同クラブの取締役がマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督について「傲慢」と批判したことについて謝罪している。英国営放送「BBC」が報じている。
2002年からスウォンジーの株主を務めるジョン・ファン・ズウェーデン氏は母国オランダのテレビ番組のスタッフに対し、同郷のファン・ハール監督について「傲慢だ」と発言したと報じられていた。
これに対し、ジェンキンス会長は「我々の取締役の1人が他のクラブの監督に関してメディアで言及してしまった。我々のフットボールクラブはプレミアのすべてのクラブ、監督、スタッフと良好な関係を築いてきたことを誇りとしている。これからも何としてもプレミアリーグ内での我々のイメージを維持できるように努力を続けたいと思っている。もしも、我々の取締役の一人がこのクラブにとって適切でなく、プロフェッショナルとは言えない行動に出たとすれば、クラブ内部で適切に処分を下します」と語っているという。
アムステルダム出身の名将、ファン・ハール監督とデン・ハーグ出身の実業家、ファン・ズウェーデン氏はともに母国で名声を誇るが、相容れない関係の様子。地元紙「ミラー」は今季開幕戦で両クラブが対戦した際にオールド・トラッフォードの会議室でスウォンジー幹部が昼食をとることを申し出たが、ファン・ハール監督が拒否し、確執が表面化したと報じていた。
その開幕戦ではスウォンジーが勝利。そして今月21日の今季2試合目の前日記者会見で、ファン・ハール監督は「最近の19、20試合の結果を見れば、我々はリーグ最高のクラブだ」と強気に宣言。これを聞いたファン・ズウェーデン氏が「そうだ。私は彼が傲慢なバカ野郎だと気付いた」と批判していたという。
同氏は21日の2-1勝利後も自身のツイッターで「最高だ。ルイス・ファン・ハール、ファン・ペルシー、ブリント相手に初の2連勝。アド・デン・ハーグも勝ったし、なんていい日なんだ」と投稿したとされている。母国の地元クラブの勝利と合わせ、1シーズンで強豪ユナイテッド相手の連勝を心から喜んでいたが、その歯に衣着せぬ物言いによってクラブ社長が謝罪する事態となってしまった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images