パチューカ本田、デビュー戦でメキシコ初ゴール! ドリブル突破からシュート突き刺す
後半12分から途中出場 15分後に鮮やかな一撃を叩き込む
パチューカに移籍した日本代表FW本田圭佑が待望のメキシコリーグデビュー、そして初ゴールを叩きこんだ。第6節ヴェラクルス戦に後半途中から出場し、立て続けにシュートまで持ち込むなど精力的なプレーを見せると、後半27分にはゴールを決めた。
本田はACミラン退団後、移籍先が注目されるなかでメキシコの名門パチューカ移籍という驚きの決断を下した。加入直後にふくらはぎの肉離れを負ったことにより、デビューが遅れていた。しかし回復ぶりが順調なこともあって、リーグ戦6試合目のタイミングでベンチ入りとなった。
試合は前半13分にパチューカのFWサガルが先制ゴール、同31分と後半6分にMFグスマンがそれぞれ追加点を決めて、パチューカが3-0と試合を優位に運んだ。余裕の展開ということもあり、パチューカは同12分、サガルに代えて本田を投入。ついにメキシコで初めて公式戦のピッチに立つと、スタジアムからは大きな拍手が起き、日の丸に「ガンバレ本田」の旗を振るファンの姿も見られた。
トップ下の位置に入った本田は同15分に、右サイドからの横パスを受けるとミドルシュートを放ち、直後のCKではファーサイドでフリーとなりダイビングヘッド。どちらも枠を捉えなかったが、力強いプレーをいきなり見せた。
パチューカは本田ら3人の交代枠を使い切った後、MFグティエレスが負傷して10人で戦う状況を強いられた。しかし同27分、背番号2は持ち前の勝負強さを発揮する。後方からのスルーパスに飛び出すと、ドリブル突破からのシュートでゴール右隅に突き刺す。デビュー戦でのゴールに、スタジアムは熱狂に包まれた。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images